脳トレ積み木ゲーム
脳トレゲーム「1~9算」
◇発想の動機
高齢化社会の進む現状は認知症発症の増加が問題になっています。
脳を活性化して認知症の予防対策に有効と言われている事には「手を動かす」「会話をする」「計算をする」の3要素があります。
子供用のゲームは年齢に応じて色々と商品化されていますが、高齢者でも楽しめて3要素が含まれるような遊びは見当たりませんでした。
特に「会話をする」は、小さな子供や大人や高齢者でも一緒になって、家族や仲間とかけ引き無しで遊べる物でなければ、みんなで楽しめないと考えました。又、現代の子供の算数嫌いや学生の理数科系離れが言われています。
算数は、計算の(+)(-)を理解する事が基本だと言われています。これは遊びや買い物などの実戦で繰り返し教えたり覚えたりした方が、子供の頭に入りやすいのです。
子供の時にこの基本が出来ていれば、算数への苦手意識は生まれずに楽しく算数が学べて理数系離れは解消されるのではないかと思い、簡単で誰でも計算できる1~9迄の数字を使ったゲームを作れば子供から大人まで一緒に遊べるのではないか、それを足し引き計算する積み木方式ならさらに面白いのではないかとの発想から生まれました。
これはクラフト紙で作った1~9算です。自分で作る楽しみも体験できます。
数合わせ積み木ゲーム「1~9算」(クラフト紙タイプ)
◇幼稚園児から高齢者まで、どのレベルの方でも一緒に楽しむことができ、脳の活性化に必要と言われている「計算」「会話」「手を動かす」の三大要素が遊びの中で出来るゲームです。
その1「2ヶ抜け連続計算ゲーム」の説明
このゲームは横に一列並べて計算していくゲームです。
1ヶの数字+2ヶ目の数字を合計した答えの数字が3ヶ目に並びます。次に3ヶ目の数字を残して4ヶ目の数字を並べ、その答えを5ヶ目に並べます。この順序で15ヶ全てを使い切れば「あがり」です。
最後に残ったサイコロに書いてある中の数字が、最後の答えになるように並べてください
その2「1ヶ抜け連続計算ゲーム」の説明
このゲームも横に一列に並べて計算していくゲームですが残すサイコロの順番が違います。
1ヶ目の数字の+2ヶ目の数字の合計した答えの数字が3ヶ目に並びます。
次に2ヶ目の数字と3ヶ目の数字を残してその答えの数字を4ヶ目に並べます。
この順序で15ヶ全てを使い切れば「あがり」です。途中の答えで「0」や「10」が出たら終了になります。
又並べる答えの数字がなくなった場合も終了になります。これで何個まで並べられるかを競います。
最初の2ヶの数字で後の並び方が決まってしまいますがいろいろな組み合わせの数字を探して下さい。
その4、5「対戦型、個人型ゲーム」の説明
下から順に答えに数字を自分に向けて積み重ねます。
黒数字は(+)赤数字は(-)と考えて計算してください。
左右の数字を足し引き算し、答えの数字を中央載せていきます。
答えが2桁の場合は、下1桁の数字が答えになります。
答えが「0」になってはいけません。(例 4+6や4+4はダメです。)
複数人での対戦形式でのゲームの場合は、出目サイコロを使用してください。
最初は2段積完成のゲームを始めて、次に3段積み完成に進み、積み方の基本を理解してください。
1セットで、2段積みでは4~5人、3段積みは2人で遊べます。5段積みでは個人遊びになります。
その6「いっきゅうさん」の説明
「いっきゅうさん」と大きく声をかけて、サイコロを当てたり転がしたりします。
じゃんけんして勝った方が親になり、サイコロの好きな数字を上に出してテーブルに置きます。
負けた方が挑戦者になり、自分の好きな数字のサイコロを選んで親のサイコロに当てたり転がしたりします。
2つのサイコロの上面の表示数字の合計が(いっきゅうさん)1,9,3,0になれば挑戦者は親のサイコロを取ります。
次に、取られた方が親になって、同じ要領でゲームを進めていきます。
手持ちのサイコロがなくなるまでやるか、又はゲーム数や時間を決め、終了時のサイコロ数で勝敗を決めます。
「1~9算:いっきゅうさん」の脳トレゲームを楽しんでいる風景
◇色々な年齢の方が、教えあって少し考えて一緒に楽しめます。
高齢者デイケア施設で最高齢者は94歳
高齢者デイケア施設で2段積み
浦和ボランティアセンターで親子で5段積み挑戦
子供だけで挑戦「できたよ!」
私だって挑戦「やっとできた!」
岩槻区内催し物会場で遊び方の説明
岩槻区内児童施設で5段積み挑戦
東日本大震災避難施設(福島)にて