特定非営利活動法人 ためぞうクラブ

環境保全

地球環境の温暖化などから、世界的な異常気象が続いており、気温だけでなく雨の降り方もこれまでの常識が通用しない状況で発生し続けています。
都市型災害が増えている中で、雨水を貯めて活用する取り組みは、渇水の場合は当然ですが、大雨などの際に都市部の中小河川の水害防止にも繋げる事ができます。

貯水(雨水活用)

建物の屋根から雨樋を通って流れてくる雨水の最初の汚れの含んだ分は捨て、その後のきれいになってから連結した小型タンクに貯めて使います。

(実際に設置して実証した写真と案内資料)

小型タンクは建物裏などの狭い場所でも設置可能な方式で、更には重層式も可能にして、建物ごとに設置する貯水タンクの排水弁装置を、防災センターが一括自動遠隔管理できれば、降雨前の地域河川の氾濫危険状況に応じて排水弁を開閉して貯水や排水を行えるようになれば、地域河川の水害の防止に繋げられます。

特許申請(連結貯水槽)資料の一部

特許申請(雨水管理システム)資料の一部

治水(多機能型農業が可能な浮き床栽培)

大雨での河川氾濫対策では、堤防の嵩上げや遊水地の新設などが考えられます。費用や用地の確保などからいってもいつ完成するかわかりません。
水田の治水機能も減反政策、耕作面積の減少などから大幅に低下し続けています。そこで考えたいのが、都市部周辺水田地域での治水効果を持つ多機能型農業の採用です。

◇都市型多機能農業の提案

お金があれば何でもお店で買える時代はいつまで続くのでしょうか。食料は?
狭い国土に多くの人口が生活する日本の各地で、先人たちが作り上げ守ってきた田んぼや畑が不耕作地として荒れ始め拡大しています。異常気象や紛争などが原因で食糧危機が来たからと言って一旦荒れた耕地は簡単には復旧できません。
日本の農業にこそ、災害防止や環境への貢献を数値化し、機械倒れの小規模農家の原価計算や生産性の見直し、IT技術を活用した新たな多機能型食糧生産の工法開発が必要です。
ためぞうクラブでは、楽しく出来る小さな実験栽培に挑戦しては失敗してきています。
次の世代の誰かのヒントになってもらえればうれしいです。

◇浮き床栽培(水面に浮き床を作って作物を育てる方法です)

クワイの浮き床栽培実験

現在の湖沼の水面や、河川流域にある水田の止水層盤の上の表土を削って周囲に寄せ集めて堤を作り、その中に水を貯めて浮き床栽培で作物の生産をします。
1つの区画は5~10ha程度で、周囲の堤の高さは段階式にして、河川堤防の高さに合わせて調整します。水深は通常魚介類の養殖ができる深さ程度にし、沿線河川の氾濫危険時には堤防いっぱいまで貯水機能を発揮します。
水面では筏方式の遠隔操作で移動する栽培用の浮き床を使った多種多様な作物を栽培して、全ての農作業は作業棟の中で屋内作業として行う事ができます。

特許申請(浮き床栽培)資料の一部

特許申請(浮き床の断面)

特許申請(海面浮き床の断面)

◇「浮き床栽培法」について

マンションのベランダでもお米が作れます。
発砲スチロールの空き箱と牛乳パックを使って古代米を作ってみませんか。

湖沼の水面でも農業ができます。沼や湖の水面を利用しての食料や花などの大規模省エネ栽培法。

土地の取得も必要なくて章句量生産や水質浄化、魚介類の養殖までも可能です。  
ロールの空き箱と牛乳パックを使って古代米を作ってみませんか。

※その他の記録はこちらからご覧ください。

◇休耕地の活用(環境にやさしいく省エネ型こめ作りを目指して)

こんなことも試してみました。「水稲の直播栽培法」 

 挑戦して、失敗して、工夫して挑戦して、失敗して・・・の連続です。流し雛直播栽培の記録(新聞紙使ってみました)

◇マルチシートを使っての栽培記録

有機質マルチシートを使ってみたり、畑に使う普通のマルチシートを使ったりして試しています。

畔の漏水防止処置・雑草対策に今はマルチシートを前面に敷いています

直播の種籾を食べに来たカラス

苗が伸び始めた黒米たんぼ

晩生種の黒米

刈り取り作業(以前)

白鷺もエサ探し

刈り取り作業(現在)

◇福祉農園の取り組み

福祉作業所の利用者が作業や収穫を楽しんでいる農園です。

さつま芋堀り

マルチシート張り、種まき

マルチシート張り、種まき

草雑対策で全面マルチシート

街路樹用の松を育てています

家族で参加

童謡にも出てくる桑の実