直播栽培実験記録

直播栽培実験記録

2005年 直播栽培法での米作り実験

改良を加えたつもりでしたが

紙マルチ栽培法など鳥取大学農学部の研究室では、水稲の省力化、無農薬有機栽培に長年取り組んでこられ数々の実績を残されており、除草剤を不用にするこの研究室から生まれたとの事です(研究室HP) 
昨年も研究室の水稲栽培実験で私が考案した「流しびな農法直播」を40坪程度の実験栽培でやって頂いたのですが、種籾を包む材料を独自に考慮してメッシュ状の紙にした事が原因と思われる発芽不良と鳥害などで成功しなかったようです。
 
今年も規模が半分程度になりますが再挑戦していただける事になりました。昨年は新聞紙の加工だけでしたが、今年は種籾を麻メッシュで包んだ流し雛直播きセットの完成品を800枚送りました。
今年は良い結果が出てくれれば良いのですが。

こちら地元での栽培報告

今年も地元の農家さんに昨年のタンボで「流しびな農法直播」の実験栽培をやらせて頂ける事になりました。昨年の失敗点を次のように改良してやっていきます。

改良点

  1. 古代米の「黒米」を栽培(このタンボではどうしても栽培期間が短くなってしまう為の対策)
  2. 流し雛セットを強制的に地面に密着させる(完全に水抜きが出来ない場合や自然密着前の雷雨や強風対策)
  3. 米糠の散布(より除草効果を高める為)
  4. 水に浮かせて使うセット移動用定規の使用(風がない場合や風向きが変わった場合の対策)
  5. 流し雛セットサイズの拡大(昨年は新聞紙から3枚取りでφ23cm、今年は2枚取りφ27.5cmで省力化)

これらを考慮しながら栽培実験をやっていきます。

5月28日(土)快晴、風弱い

地元タウン誌で古代米100株オーナー募集の記事を載せてもらったのですが、応募者無しでした。協力者のKさんと、散歩中に飛び入り参加の親子さんとで流し雛の播種を行いました。
飛び入り参加の女の子供さんは小学校4年生で、先日学校での田植え体験をしたばかりだったとか。「こんな田植えがあるんだ、疲れないしおもしろい」と言って最後まで手伝ってくれました。
いろんな虫や小さな魚も見られるよと説明すると「時々見に来るからね」お母さんも「秋の稲刈りや来年の100株オーナーにはぜひ参加したい」と言って手を振って帰っていきました。

2004年 直播栽培法での米作り実験

流し雛.直播き農法の紹介

ここで紹介する「流し雛直播き農法」は水田の規模が小さいほど、より省力効果が発揮できる米作りの農法です。

◆(種籾を包んだ丸く切った紙を水に浮かべて流すやり方が、伝統日本人形の産地である地元岩槻で行われている伝統行事の流し雛に似ている事もあり、街おこしも期待して「流し雛」の商標を取っております。街おこしに是非活用して下さい。

この農法の特徴

  1. 直播の為、苗作りの作業がいらない。
  2. 古新聞紙等の古紙を使い、雑草の発芽及び生育を抑える為、除草剤を使用しなくても済みます。
  3. 水を張った水田に、紙で作った「流し雛セット」を流し入れて、風や水の流れを利用してタンボ全体に配するので、小規模水 田では機械を使わなくても済みます。
  4. 直播きの為に、稲は野性的で丈夫に育ち、株間隔も確保できる事で害虫や天候不順、及び強風に強い稲に育つ。

このような事から流し雛直播き農法」は手間を掛けずに無農薬有機栽培の米作りが出来ます。
今後は、不耕起栽培でも出来るようなものにしていき、機械を使わない省力化の米作りを目指します。

栽培記録

案内の画像は、埼玉県春日部市で農家をやっておられOTさんのご好意で行った栽培実験の記録です。

2004年5月27日

地元春日部での実験栽培は当初予定より早くなりまして、今日行いました。2月末の打ち合わせでは、その時点で畑に使っている部分の30坪分を水田に転換して使わせていただく事になっていたのですが1週間前に電話があって見に行くと10アール(300坪)の水田になっていました。

まさかと思い確認しましたら30坪分だけ鉄板の波板で出来ている仕切り板で仕切るから大丈夫との事。流し雛直播き農法のポイントである全体に広げた後の30坪分だけの水抜きができるか不安でした。
結果は写真でご覧下さい。今後はより改良を重ねて行きたいと思います。